プランニングの決め方
建築士がどのようにプランニングを決めていくか、その一例を見てみましょう。
まずは地域の気候風土や地形を見ていきます。
日本は北と南、海と山では気候が大きく違います。
実際に、予定地の周囲にどのような建物が経っているかを観察します。
そこから建築的な特徴を探るのです。
例えば東京よりやや寒いという地である、とか、緩い崖に面する土地である、とかです。
このような土地の場合は、眺望を活かした設計にしたいですよね。
他にも敷地の特徴として狭小であるとか、法規が厳しいなど、はよくある条件です。
反対に土地面積に余裕がある場合はどうしょう。
平屋という選択肢も出てきます。
全く同じ敷地というものはありませんから、敷地の条件は設計の際最も重要視するものです。
住宅では、たとえば省エネも重要なテ一マの1つです。
これにも敷地の条件が関係します。
日当たりがいい敷地であれば、太陽光を活かしたパッシブ住宅が良いかもしれません。
アクセス方向も気にしなくてはいきません。
住宅の場合、道路付け、アクセス方向は間取りに大きく影響を及ぼします。
平屋だとすると、どんな間取りになるか、実例を見て研究したいところです。