建築士の種類

建築士資格は3種類あることをご存知でしょうか。

一級建築士二級建築士はおそらくほとんどの方が知っていると思います。

この他にもう一つ木造建築士というものがあります。

それでは、この三つの建築士の資格にどのような違いがあるでしょうか。

一つは、扱える健三物の規模です。

建築物の設計、工事監理は建築士という国家資格のある技術者でなければ行うことができません。

一級建築士」「一級建築士または二級建築」「一級建築士二級建築士または木造建築士」の三つ、設計または工事監理が出来る物として区分しています。

これは、仮設建築物と都道府県の条例による例外を除いて、建築物の増改築や大規模な修繕、リフォ一ムなど、すべての塲合において適用されます。

資格の区別によって、扱える建築物に違いはありますが、業務内容や仕事、作業の流れはどの建築士資格であっても同じです。

一級建築士は、すべての建築物にかかわる設計と工事監理を行うことができます。

つまるところ他の建築士の様に、取り扱える建築物に制限はありません。

二級建築士は大規模の建物について制限が設けられています。

詳しい条件は割愛しますが、つまり、一般的の住宅や小規模の共同住宅が取り扱える建築物になります。

木造建築士はその名の通り、扱えるのは木造建築物に限られます。

よく、一級建築士が設計した家などが取り上げられますが、一般住宅の設計であれば木造建築士でも二級建築士でも行うことが出来るわけです。

反対に木造建築士は木造に特化している為、重宝されるケースもあります。

建築物環境衛生管理技術者ってなんだ?

建築物環境衛生管理技術者という資格を知っていますか?

聞きなれな資格ですが、重要な国家資格の一つなんです。

長すぎて覚えきれない名前なので、「ビル管」とか「ビル管理技術者」なんて呼ばれ方をしています。

こっちなら聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

さて、この建築物環境衛生管理技術者がどのような資格なのかですが、簡単に言ってしまえば、ビルがきれいで衛生的である為の管理をすることです。

簡単に言ってしまえばこれだけなのですが、ビルをきれいに保つためには様々な仕事が必要になります。

館内の空調や、お手洗い、電気系統の管理、ごみの処理、害虫駆除、ボイラー室管理、水道などなど、ビルが衛生的に機能するのは様々な要素が欠かせません。

これらの管理、運用を一人でするのは無謀です。

単純に作業量が膨大という事もあるし、知識や技術が必要です。

実際にこれらの作業に当たるのは、それぞれ専門分野のプロたちです。

この作業の依頼や、管理、保守点検をを行うのが建築物環境衛生管理技術者というわけです。

現在、延べ面積3000㎡以上の施設には、専任の建築物環境衛生管理技術者の配置が決められており、年々ニーズが高まっている資格です。

参考:https://kensetsutenshokunavi.jp/search?web_keiken_id%5B%5D=21

建築物環境衛生管理技術者の資格合格率は毎年20%前後と少々難しくなっていますが、その分転職に有利になりますし、資格手当が付く可能性もあるのでぜひ取得したい資格の一つです。

プランニングの決め方

建築士がどのようにプランニングを決めていくか、その一例を見てみましょう。

まずは地域の気候風土や地形を見ていきます。

日本は北と南、海と山では気候が大きく違います。

実際に、予定地の周囲にどのような建物が経っているかを観察します。

そこから建築的な特徴を探るのです。

例えば東京よりやや寒いという地である、とか、緩い崖に面する土地である、とかです。

このような土地の場合は、眺望を活かした設計にしたいですよね。

他にも敷地の特徴として狭小であるとか、法規が厳しいなど、はよくある条件です。

反対に土地面積に余裕がある場合はどうしょう。

平屋という選択肢も出てきます。

全く同じ敷地というものはありませんから、敷地の条件は設計の際最も重要視するものです。

住宅では、たとえば省エネも重要なテ一マの1つです。

これにも敷地の条件が関係します。

日当たりがいい敷地であれば、太陽光を活かしたパッシブ住宅が良いかもしれません。

アクセス方向も気にしなくてはいきません。

住宅の場合、道路付け、アクセス方向は間取りに大きく影響を及ぼします。

平屋だとすると、どんな間取りになるか、実例を見て研究したいところです。